不動産物件の選び方ガイド

不動産の購入

ずっと憧れていたマイホーム。

夢に向けてコツコツとお金を貯めてきて、そろそろ家を探そうかという人もいるでしょうし、最初にお気に入りの家を見つけてから資金繰りをと考える人もいるでしょう。

どちらにしても、家を買ってから後悔しないために、しっかりと

事前に物件について調べておく

ことが重要です。

一生に一度の大きな買い物だという人がほとんどでしょうから、失敗しないように、情報収集から物件の確認まで、

ちょっとやり過ぎかもしれないというくらい

徹底的に調査しましょう。

最初は情報収集から!

はじめに、物件に関する情報を集めなければいけませんね。

巷には、建て売り住宅やマンションの情報があふれています。新聞の広告や折り込みチラシ、インターネットや住宅情報誌で物件の情報を得る機会があるでしょうし、自分からモデルルームに足を運ぶ人もいるでしょう。

不動産業者に行けば新築住宅の情報が目に入るでしょうし、友人が家を買ったとなれば詳しく話を聞きたくなるものです。

でも、このような膨大な物件情報から、自分に

ふさわしい家を選ぶのはとても大変

な作業です。

実際に住んでから不都合がないように、世帯の人数や個人のライフスタイル、学校や勤務先に近いかどうか、駅やバスなどの交通の便はよいか、肝心の購入資金の問題などなど、考えなくてはいけないことが山ほどあります。

ですから、20年30年先の未来のことを考慮して、資金計画を充分に練り、ゆっくりと時間をかけて、自分たち家族にとってベストな物件を選んでいく必要があるのです。

あせらなくて大丈夫です。

たしかに、人気のある物件は早い者勝ちという側面もありますが、住宅購入資金が充分でないのに見切り発車をして、ローンの返済に四苦八苦していたのでは何にもなりません。

あなたにとってベストなタイミングが必ずあるはずですから、なるべく具体的にマイホームのイメージをふくらませて、ここぞというときに行動してください。

不動産広告の見方とは?

不動産の広告は、単純にマイホーム探しをするうえで参考にするだけでなく、その不動産業者が信頼できるかどうか判断する材料にもなります。

広告を見ていると、一戸建て住宅やマンションの価格や間取りにばかり目が行きがちですが、もう少し突っこんで物件の概要をつかむことが重要です。

実際に現地を見学してみよう!

自分たちの条件に合った物件が見つかったら、実際にその場を見学に行きます。

よく知った土地であってもそうでなくても、何度もその場を訪れて、できるだけ

具体的にその物件の状態を知っておく

と後悔しないで済むでしょう。

平日と休日では雰囲気も違う

でしょうし、天候によってもその物件の状況は左右されます。

時間帯によって交通量に差が出るとか、大雨などで水はけが悪くなるなどの環境の変化は、そのときに行ってみることでしか確認できません。

候補となる物件が、現住所と離れているときには大変ですが、なるべく

条件を変えて何度か下調べに行く

と良いでしょう。

それから、忘れてならないのは、日当たりのこと。

1階と2階でどれくらい日当たりが変わるのかとか、近所にビルや高層マンションが建っていて、候補となる物件にどの程度影響しているのかなどを調べます。買おうとしている物件がまだ完成していないときには、実際の日当たりがどうなるかイメージすることも大切でしょう。

さらには、候補物件の住みやすさについて、入居者全員のライフスタイルを考えながら確認します。

買い物はしやすいか、保育園や学校が近いか、駅やバスなどの公共交通機関へのアクセスはよいか、公園や図書館、病院や役所などへの行きやすさなど、地図を見ながら、なるべく

住んでからの生活を具体的にイメージ

してチェックしましょう。

また、候補物件のとなりが空き地の場合は、これからどんな建物が建つ予定なのかを、担当の営業マンや役所に問い合わせて聞いてみることも必要ですね。空き地でなくとも、古い家が建っていたら、今後どのように開発される予定なのかチェックしておきましょう。

となりが広い土地だった場合、思いもしない高い建物が建つケースもあるでしょうから、日照問題で悩まないためにも、

前もって調査をしておくこと

は大切です。

それから、最寄りの駅から候補物件まで、実際に自分の足で歩いてどのくらいかかるかを確認しておくのもおすすめ。

広告に書かれているのと、自分の足で歩いた時間が、とんでもなくかけ離れていることもよくあります。

他にも併せて、現地を見学するときには、広告の図面と、実際の物件の状態が合っているかチェックすることも必要。何か気になっていることがあったら、担当の営業マンに遠慮せずに聞いてみることですね。

ちょっとした疑問に丁寧に答えてくれて、自分が知らないことについては

” 後で調べてお返事します ”

なんて言ってくれる営業マンなら、信頼しても大丈夫。

でも反対に、イヤそうな顔をする営業マンだったら、後々トラブルにならないとも限らないので、担当を変えてもらう、もしくはその会社には頼まないことも検討するべきですね。

広告の図面と物件の状況を比較確認

1.位置の確認
候補物件の周辺地図を見ながら、スーパーマーケット、保育園や学校、駅やバス停、病院、公共施設などの位置を確認します。

先ほどもいいましたが、最寄りの駅から候補物件まで、

実際に自分の足で歩いて

どれくらいかかるか確認することは重要です。

2.境界線のチェック
「測量士」や「土地家屋調査士」が作った実測図を確認して、となりの土地との境界がしっかり記載されているかどうかをチェックしましょう。境界線の問題は、かなり厄介です。

どこまでが自分の土地か

ハッキリしていないと、後々トラブルに発展して気持ちよく住めなくなります。

3.災害等の問題
候補物件の近くに崖などがある場合には、土砂災害などが起こらないかどうか、専門家に確認をとっておくことも必要でしょう。

4.デメリットもチェック
広告の図面を信頼しすぎるのは考えものです。

業者側は売ることに必死

ですから、購入者にデメリットとなることは内緒にしておきたいのです。

購入者にメリットになることは宣伝しますが、本当にデメリットがないのかどうかは、自分で実際に足を運んで細かい点を調査するしかないのです。

5.日当たりはどうか
建て売りや中古物件の場合は、日当たりについて実際に確認することができます。でも、未完成の新築物件の場合、

将来的に日当たりがどうなるか

分かりづらいです。図面だけでは分かりませんから、現地に行って確認するしかありません。

そして、近所にビルや高層マンションが建っている場合には、購入物件にどの程度影響するのかなど、事前にチェックできるところは入念に下調べしておきましょう。

6.通行権の問題
ほかの土地に囲まれていて、公道に出るにはほかの土地を必ず通らなければいけない「袋地(無道路地)」の場合は、「通行権」の問題があります。

そもそも土地に建物を建てる場合、敷地が2メートル以上道路に接していないといけないので、

そのままでは家を建てられない

のです。

袋地の場合、通行権だけではなく、中古の物件を購入したときに将来的に建て替えることができるのかなど、複雑な問題をはらんでいます。となりの土地の所有者と話し合いをして、土地の一部を買い取るなど対策はできますが、応じないケースもあるでしょうし、安いからといって安易に

袋地を購入するのは考えもの

というわけです。

モデルルームは、仕上げや構造を入念にチェック!

モデルルームを見学するときは、床や壁の仕上がり具合や建物の構造について入念にチェックしましょう。

どうしても家具や設備などに目がいってしまい、家そのものの構造をないがしろにしがちですが、いくらよい家具などを買っても、肝心の家の作りが悪かったら何にもなりません。床や壁、下地にはどんな素材が使われているか、断熱材はどうか、上下水道の配管や換気ダクトの様子など、設計図面を見ながら業者に詳細な説明を求めましょう。

実際に住んでから問題になるのは、地震や火事に強いのかや、年間を通して快適に暮らせるか、水もれや悪臭が出ないかというような点です。キッチンやお風呂の使い勝手も大切ですが、モデルルームのインテリアの見た目に惑わされて

肝心な点を見落とさないように注意

しましょう。

それから、モデルルームは、グレードの高い素材を使って作られているケースがほとんどです。自分が家を建てるときに、その素材よりもグレードの低いものを使えば、また違った感じになることも忘れないでください。

物件の現状をチェックする!

いよいよ購入が具体的になってきたら、「取引物件説明書」をよく読んで、「建築設計図」「実測図」「公図」のコピーをもらいましょう。「権利書」か「登記簿謄本」などを確認することも必要です。

以下に、物件のチェックポイントをまとめたので参考にしてください。

 

1.電気・ガス・上下水道のチェック
都市ガスかプロパンガスか、電気はすぐに使えるようになっているのか、水道や下水道の状況は整っているのかをチェックしましょう。

2.生活に身近な施設についてチェック
スーパーマーケット、学校や保育園、病院、図書館や役所などの公共施設、郵便局や警察、公園などの生活に身近な施設の場所をチェックしましょう。

3.交通の便についてのチェック
最寄りの駅やバス停までの所要時間はもとより、実際に公共交通機関を使って通勤するときのシミュレーションをしながら、時刻表を充分にチェックしましょう。

4.土地が接する道路についてのチェック
購入する土地が接する道路は、私道か公道か確認します。私道の場合には、自分が所有するのか他人が所有しているのか、負担割合はどのようになっているかは最低限確認しておかなければいけません。

後々トラブルに発展しないように、土地と道路の問題は重要ですから、最初にきちんとチェックしておきましょう。

また、道路は舗装されているのかや、交通量はどれくらいか、道路の幅員は4メートル以上あるのか、敷地と道路は2メートル以上接しているのかなどをチェックしてください。

5.周辺の環境についてチェック
自分が購入しようとする建物について詳細にチェックするだけでは不充分で、近所の環境についてもしっかりと調べておくことです。子供がいる人は特に、近所に風紀上問題になるような施設がないかどうかをチェックした方がよいでしょう。

工場などのばい煙や悪臭、騒音問題などで後々困らないように、少し離れた場所のことも考慮しましょう。

不動産物件選び方ガイドまとめ

以上、家を建てるときにチェックしたい項目についてみてきました。

正直、「かなり大変だな」という印象を受けた人もいるでしょう。

家を買うということは、一生にそう何度もあることではありませんし、良くも悪くもあなたの人生にとって大きな影響を与えてしまいます。アパート暮らしのように、「イヤになったら引っ越せばいいや」というわけにはいかないのです。

ですから、ここまでやるかというくらい

徹底的にチェックすることが大切

です。

「心からくつろげる我が家」のために、努力を惜しんではいけませんよ。

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